2010年ふりかえり

2010年は大転機の一年であった。楽しいこと、辛いこと、色々あったが、総括してみれば充実していたんじゃないかと思う。

1)1月〜6月
インフラSEとして一からの修行。2009年は某案件でプロジェクトリードとしてやってきたが、それだけの実績だけでは次期アサインは難しいと前職の会社から通達された。しっかりIT技術を身に付けるようにと言われ、それに従う他なかった。しかし、自分の中にある高いプライドがそれを許さなかった。中小企業診断士を受講しながら、起死回生を狙っていた。日々の業務は分からないなりにも全力でやった。給料をもらっている以上は、クライントに対して高付加価値な成果を出そうと必死だったが、何をもって成果とするのか分からず、いや、スキルの足らない自分が何も成果を出せない状況が続いてしまったため、精神的に病んでしまった。それでもたくさんの出会いがあり、先輩やクライントに可愛がってもらえるようになった。ここで築いた関係は大切にしたいと思う。
そして転職活動。自分に見合った環境、全力を出しつくせる環境を求めて転職活動を実施した。前職での友人や先輩に相談し、情報収集をすることから始まり、1〜2ヶ月でゴールを決めた。俗に言う、大手外資系コンサルファーム。最初は夢じゃないかという気持ちでいっぱいだった。まさか自分が入れるとは思わなかったし。それほど裕福ではなく、平凡な家庭に生まれた。高校、大学のレベルは普通。そんな自分だったからこそ、衝撃だった。これも周囲のサポートあってこそ出来た話。自分ひとりじゃ何もできなかっただろうし、運もある。本当に心から感謝した。そして前職と後腐れなく、無事に退職した。

2)7月
これまで出来なかったことをやってみようと、ニューヨークへ一人旅。なぜニューヨークか。中学生の頃から英語が大好きだったし、高校からはじめたバンドはアメリカ発信のものが多かった。そして何よりも、自分の個人主義的な発想を持つようになったのは、アメリカの影響が強かった。ヨーロッパ大陸を始めとする様々な国から自由を求めて渡った人種が集まる国。そんな国に憧れ、自分も受け入れられたかった。本物の自由を自分の目で見て、肌で確かめたかった。だからアメリカのニューヨークを選んだ。
泊まったホテルはモダンアートで色彩豊かに飾られていた。自分の部屋に大きなピカソの絵があり、心躍った。デジタルカメラを片手に憧れていた街、人、雰囲気に酔いしれた。自由の女神を見たときは本当に感動した。やっと辿り着いたんだと今までにない感覚だった。自分はもっともっと自由に大きくなれると思った。もっともっと自由人でありたいと思った。この日のことは一生忘れないだろう。しかし、自由な日々を送り過ぎたせいか、毎日肉ばかり食べていたので5キロ太った。自由には責任が伴うことも忘れずにと思うのであった。
また、弟と韓国へ旅行。ハードでタイトなスケジュールであったが、満喫できた。でも東京の新大久保な感じもあり、次回行く時はもっと韓国の文化に触れようと思う。

2)8月〜11月
新しい会社でのスタートを切った。当初はこれまでの経験を全力で生かそうと自身満々で業務に挑んだが、1ヶ月も持たずに潰れた。完全に自信を失い、朦朧とした毎日。前職の先輩、友人、後輩に相談しながら、そして新しい環境で出会った仲間に相談しながら、自分の選択は間違っていたのではないかと思うところまで落ちた。でも何とか踏みとどまって、今がある。まだファーストジョブが終わっておらず、達成するまではどうなるか先が見えない。でも、中途半端に匙を投げてこなかったこれまでの人生。だから最後まで全力で乗り切ろうと思う。

3)12月
イベント目白押しだった。友人結婚式で号泣。忘年会でスカート穿いて○○○48。クリパで自信喪失&歌いまくる。初めてのフットサル。そしていつものメンバで年忘れパーティ。気づいたらみんなで雑魚寝状態。来年はどんな一年になるんだろうか。