『憂鬱でなければ、仕事じゃない』読了。

■雑感
自分のモチベーションを上げるのに、先人の情熱のこもった本を読むことが多い。今回読んだ『憂鬱でなければ、仕事じゃない』もモチベーションを上げてくれる一冊となった。読んでいて頷くことができる本の著者とはきっと価値観が似ていて、先人たちの経験してきた壁をゆくゆくは自分も直面するのだろうと思っている。とはいえ、彼らが築き上げてきた成功の方程式が、必ずしも自分の人生を成功させてくれるとは限らない。あくまでも、自分の成功への道のりは、自ら試行錯誤しながらオリジナルな方法を見つけていくしなかいと思っているからだ。
今回、書店に並んでいたタイトルにまず目を奪われた。以前にネガティブ思考を肯定するような本に出合って以来の衝撃だった。憂鬱になるもの、ネガティブになるのも人間として生きていく中では当たり前であって、とことん向き合うことが大切であると思っている。本書の中身は、熱く語る見城氏に対して、クールに語る藤田氏のアンバランスな展開が面白かった。

■気になった言葉
・苦境こそ覚悟を決める一番のチャンス
・突き抜けたいことをしたいなら、基礎を徹底的に学ぶことだ
・努力して成長しつづけている会社は、外から見ると、安定して見えるもの
・迷ったときには、前に出ろ
・初対面の相手に関心を持ってもらうには、相手の立場に立った工夫が必要
・人間は苦境にいる時、手を差し伸べてくれた人のことを、何より大切にする
・成功体験は成功した瞬間に捨て去るのが、一番美しい
・ビジネスは、辛くて苦しい。しかし、それは正しいということだ
・勝者には何もやるな

憂鬱でなければ、仕事じゃない

憂鬱でなければ、仕事じゃない