社会人2年目

去年の今ごろ、パソコンのブラインドタッチも出来ずにIT業界を受けて
研修だけで何とかこの業界を乗り切れると思っていた。現実はそんなに甘くなかった。
様々な環境を通して、仕事を続けることの動機が段々薄れていった。
何の為に自分は仕事をしているのだろうと考えることが多くなった。
PJの途中で倒れ、肉体的にも精神的にも限界を越えていた。
益々社会で生きていくことの恐怖感に襲われていた。
明日から社会人2年目である。まだ自分が今の会社で、IT業界で働く理由など見つかっていない。
自分が今まで(22年間)大切にしてきた、自分で決断した道を歩む事とは正反対の生き方をしている感じだ。
それだけ、生きていくということは自分だけで選択できるものではないのだと思い知らされたのかもしれない。
今の自分があるのも去年の様々な経験、出会った人々のおかげだと思っている。
それが幸か不幸かはまだ分からないが、貴重な経験をしたような気がするのだ。
まだ転職する時期ではないと感覚的に思う。
その時がくるまで、修行を続けようと思うのである。