働くことの意味

新しく2007年度を向かえて一ヶ月が過ぎた。去年を振り返れば、いろんなことがあり過ぎて、働くことの意味や生きることの意味が分からなくなっていた。軽い鬱病だった。しかし、最近は環境の変化と出会いの変化によって、それらの答えが見えてきたような気がする。今の段階での答え。それは「生きること」。何だか答えになっていない感じだが、この「生きること」とは自分にとっては意味深いものなのだ。
生きるとはまず、食欲や生理欲、睡眠欲などが満たされていなければならない。でないとそれは死を意味する。だから生きたいのであれば、最低限これら欲求を満たすことが必要であると考えた。
第二に生きるとは死へ向かうことでもあるが、それは肉体的に滅びてゆくのであって、精神的滅亡と直結するものではない。つまり死を恐怖と感じたり、肉体的な衰えによって引き起こされる精神的不安定を感じることは生きることからは何の意味を持たない。マイナスな思考は生きることへ不健康な影響しか及ぼさないだろうし、あえて自らを苦しめることにどんな意味があるのだろうかと考えた。たとえそれが何かしらの真実であったとしても、私は生きることを選択する。
第三は私の欲求すべてが「生きること」を前提としたものであり、「幸せに生きたい」からである。
では、働くことの意味とどう結びつくのか。働くことで何かしら対価を得る。お金、地位、名誉など。では自分は働くことで何を得たいのか。昔はやりがいや自己成長などキザな解答をしていたが、今はどれも思っていない。逆説的に「お金を貰わなかったら働くか?」という命題に私は「No」と答えた。23歳の自分にとって働くこととは「お金を得る事」それだけである。